突然ですが、あなたは教祖になりたいですか？そう、宗教の教祖です。
ぶっちゃけ私はなりたいです。「完全教祖マニュアル」を読んでそう思うようになりました。
なお「完全教祖マニュアル」は教祖になるためだけではなく、マーケティング（ブランディングや差別化）の勉強にも使えます。
教祖の仕事は何なのか
まず教祖の仕事は何なのかを明らかにしましょう。
教祖の仕事=人々をハッピーにする
これなんです！この捉え方はなかったのでハッとさせられました。
宗教に興味がない私達が知っている教祖達はかなりの規模の宗教の教祖です。
それはもうとんでもない数の人をハッピーにしています。
たとえ新興宗教であっても同じことが言えるでしょう。
周りからは不幸に見えるかもしれませんが、信者になっている本人はハッピーなのです。
家族はたまったものではないですが本人はハッピーなのです。
「完全教祖マニュアル」は思想編、実践編にわかれており、マニュアルと言うだけあって教祖になるために押さえておくべきことを網羅しています。
どうやって信者を盲信させるか、逆を言えばなぜ信者が盲信するのかそのメカニズムも書かれています。
実現の難易度は高いですが、信者の周りの人を不幸にせずハッピーだけを届ける教祖になる方法も分かるでしょう。
私が目指したいのはそんな教祖です。 Boys, be ambitious!です。
実際は中年ですがそんなことはこの際どうでもいいのです。
エセ科学に騙されやすい？
「完全教祖マニュアル」のエッセンスを感じてもらうために載っているテクニックの1つをご紹介します。
それは、科学的な体裁を取って話をするというテクニックです。
どんな怪しい内容でも科学的な体裁を取って話をすれば、人は科学的に証明されているんなら間違いないだろうと思いがちです。
思い当たる節ないですか？
惜しむべくは、2009年に出版されているので例が古いことです。
エセ科学として「ゲーム脳の恐怖」「水からの伝言」が取り上げられています。
私は懐かしいなぁと感じましたが、ピンとこない方もいるのではないでしょうか。
現代で何があるかなと考えてみましたが、伊達みきお教授が提唱しているゼロカロリー理論がそれに当たると思います。
「ドーナツは真ん中が空いているから0kcal。なぜならカロリーは真ん中に集まるから。」
どうですか？信じちゃいますよね。
世界にあふれる教祖
「完全教祖マニュアル」が執筆されたのは10年前なので現在とはだいぶ状況が違います。
SNSの爆発的普及により、信者を集めやすい土壌ができています。
そして、教祖のような存在の人もそこら中に存在しています。
インフルエンサーと呼ばれる人々、トランプ大統領、イナゴを大量に抱えた凄腕トレーダーなど教祖要素が入った人々はすぐに何人も思いつきます。
本書の内容に当てはめるとみんなまとめて教祖と言って差し支えないでしょう。
しかし、私の中で一番教祖の素質があると感じているのは周庭（アグネス・チョウ）さんです。「民主の女神」と呼ばれ、香港のデモ活動のシンボル的な存在です。
可愛くて、日本語ができて、アニメ好きな外国人。日本人に好かれそうな要素満載ですね。
日本だけではなく、すでに世界中に対しての大きな影響力を持っているのではないでしょうか。
あと番外編的な位置付けでNHKから国民を守る党の党首立花孝志さんもあげておきましょう。「NHKをぶっ壊す！」
最後に
タイトルだけ見るとイロモノのように感じますが、その内容はふざけつつも真面目です。
いろいろな宗教について勉強になります。
エセ科学の部分で紹介したように身近でわかりやすい例がふんだんに盛り込まれているも特徴です。
SNSやってますか？人々をハッピーにしたいですか？
センスも関係あるでしょうが、教祖になるチャンスは誰にでもあります。
あなたも教祖を目指してみませんか？
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