海外口座へお得にドル転!IB証券 vs TransferWise

海外口座へのドル転を比較 証券会社

私は米国株投資をするに当たってFirstrade証券のみを利用していました。しかし、APIを使って分析やトレードもしてみたい!という欲望が湧いてきたため、Interactive Brokers証券(IB証券)を新たに口座開設をしました。

IB証券の口座を持つことでAPI以外にもう1つ、新たなドル転(日本円→米国ドル)の手段を手に入れることができました。

本記事では、今まで利用していたTransferWise(トランスファーワイズ)での両替とIB証券での両替、いったいどちらがお得なんだい?という点を見ていきます。

SBI証券での米国株取引用の両替で有能と噂の住信SBIネット銀行も加えて以下の3パターンを比較しています。

  1. IB証券で両替
  2. TransferWiseで両替
  3. (参考)住信SBIネット銀行で両替

結果発表

いきなりですが、結果発表です。私はいつも30万円ずつドル転しているので、30万円をドルにするといくらになったのかで比較をしています。

  • IB証券では、送金手数料を考慮して299,000円を両替しています。
  • 記載している手数料は2021年1月4日時点のものです。将来変更される可能性があります。
  • 確認したのは日本時間2021年1月4日午前11時43分です。確認対象によって少しズレがありますがほぼ同時刻です(10秒以内)。
IB証券TransferWise住信SBIネット銀行
送金手数料¥800両替手数料に含まれる
両替レート103.012円/USD103.005円/USD103.06円/USD
両替手数料$2¥2,009両替レートに含まれる
$2,900.00$2,892.98$2,910.92

30万円を両替した場合、IB証券で両替した方が7.02ドルお得という結果になりました。

住信SBIネットと比較するとさすがに$11ほど負けていますが、海外への送金を含んでこの結果は大健闘と言って差し支えないのではないでしょうか?

え?差がしょぼすぎる?もうちょっと深堀りします。

両替に関してIB証券では「海外送金手数料」と「両替手数料」の2つの手数料がかかります。しかし、この2つの手数料はどちらも両替金額に関わらない1回当たりの手数料となっています。

一方TransferWiseの手数料は、両替金額にほぼ比例する形で増えます。(例えば60万円を両替すると手数料は2倍弱になります)

つまり、送金する回数を減らす、両替する回数を減らすことでIB証券での両替のメリットがどんどん出てきます。

IB証券の口座には日本円のまま資金を置いておくことが可能です。多くの資金を送金しておいて円高になったタイミングでドル転をするという作戦が一番良いのではと思います。

ちなみに私は本記事執筆時点で360万円をTransferWiseで両替していました。毎回日本から送金していたとしても単純計算で84ドル損をしたということになります。ドル転した時点でパフォーマンスに差がでているのは辛いですね…。

しかし、IB証券にも弱点があります。口座維持手数料が毎月10ドルかかるのです。(口座内の流動性資産価値が100,000ドル以上あれば免除)

ですのでIB証券を利用している場合は、IB証券で両替するのが正義!となりますが、その他の場合は両替のためだけにIB証券の口座を開くのは危険です。口座開設前に口座維持手数料を払うだけのメリットが出せるのかをよく考えてください。

IB証券を利用した両替ルート

IB証券は日本にも支社がある証券会社なのですが、指定された口座に日本円を入金する際には国内非居住者円建送金という聞いたこともない送金をすることになります。

国内非居住者円建送金は、銀行によって手数料が異なります。一番手数料が安く、インターネットバンキングで送金が行える三井住友銀行を使うのがおススメです。

IB証券での両替ルート

日本の銀行口座
  ↓日本円(国内非居住者円建送金)
IB証券の口座
  ↓ドルに両替
IB証券の口座

  • IB証券からの出金は月1回無料でできるので、お金をかけずに資金を移動できます
  • SMBCダイレクトでの国内非居住者円建送金の上限は1日300万円、1か月500万円です

TransferWiseを利用した両替ルート

TrasferWiseとは、グローバルで提供されている海外送金サービスです。利用者のマッチングを図ることで手数料を抑えた海外送金を可能にしています。実際に何度も使っていますが、とてもよいサービスです。

1つだけ不便なところは、アメリカの証券口座へ入金する際にはTransferWiseから直接口座に入金ができません。経由地となるアメリカの銀行口座が必要になります。

TransferWiseにはマルチカレンシー口座の機能があり、ドル口座を持つことができます。将来的にはアメリカの銀行口座を経由せず、直接アメリカの証券会社への入金ができるようになる予定です。(現在、直接入金は米国在住者のみが可能)

アメリカの銀行口座を開設するには、三菱UFJ銀行が提供している海外口座ご紹介サービスを利用してMUFG Union Bankへ口座を作るのが一番簡単かと思います。

TransferWiseでの両替ルート

日本の銀行口座
  ↓日本円(日本の銀行口座への振込)
TransferWise
  ↓ドル
アメリカの銀行口座
  ↓ドル(ACH)
アメリカの証券口座

なおTransferWiseは2020年5月に手数料の値下げをしています。これからもサービスの質を上げてくることに期待が持てます。

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まとめ

本記事のまとめです。

TranferWiseで両替をするよりもIB証券で両替をする方がお得!
ただし、IB証券は口座維持手数料がかかるので両替以外で使う予定がない場合はよ~く考えてから口座開設すべし。

私はすでにIB証券に口座を開設しているのでIB証券での両替一択です。資産倍増計画の原資の残り140万円もぶっこんでますので、あとはタイミングをみてドル転するのみです。

余力を持っておくためにドルのキャッシュが常に余っているので、為替リスクを避けるために資金が枯渇するまでは日本円のままIB証券に置いておくというのもよいかもしれません。

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