ティッカーとはなにか?ティッカーあるあると共に学ぶ

ティッカーとはなにか?米国株

米国株投資を始める前と後で変わることの1つに「企業名をティッカーで呼びがち」というものがあります。

例えば、アマゾンはAMZN、フェイスブックはFBなどです。

上場している日本株にも銘柄を識別するための証券コードというものが付けられていますが、4桁の数字なので味気ないです。(私は1銘柄たりとも証券コードを記憶してません)

対照的に米国株のティッカーは素晴らしいです。愛らしいです。ユニークです。控えめに言って私はティッカーが大好きです。ティッカーで書くと通っぽいのもいいですね。

本記事はティッカー好きな私が書いた緩めのティッカー記事です。

ティッカーあるある早く言いたい~。

ティッカーとは

株式市場で銘柄を識別するためにアルファベットで付けられる固有の記号です。個別株やETFを注文する際に使います。

会社名を略して作られたものが多いですが、製品名やサービスなどから作られたものもあります。

ティッカーシンボル、ストックシンボルとも呼ばれます。

ティッカーは誰が決めるのか

企業が上場する際に他のティッカーと被らないようにティッカーを作成します。上場廃止などで使われなくなったティッカーも使うことができます。

ちなみに日本の証券コード(4桁の数字)の場合は、企業が選択するのではなく、証券コード協議会の事務局によって決められます。また、上場廃止となった証券コードは欠番となります。

ティッカーの文字数

かつてはニューヨーク証券取引所(NYSE)の銘柄のティッカーは3文字以下、ナスダックの銘柄のティッカーは4文字でした。しかし、現在はそのルールがなくなっており、NYSE銘柄で4文字のティッカーのものもあれば、ナスダック銘柄で3文字以下のものもあります。

しかし、ルールが撤廃されたのは2007年ですので「この4文字のティッカーの上場先どちらでしょう?」クイズがあればナスダックと答えれば正解となる可能性が高いです。昔から上場している企業ならなおさらです。

4文字なのにNYSEに上場しているという引っかけの有名などころとしては、ツイッター(TWTR)やウーバー(UBER)などがあります。

2種類の株式を上場していたり、破産申請を行っているなどの特殊な状況下にあったりする場合は、ティッカーに1文字追加されます。

ティッカーあるある4選

やっとのことでティッカーあるあるが言えます。厳選した4つを言います!

アップルのティッカーを間違いがち

アップルのティッカーは人々がよく目にするティッカーの1つと言っても過言ではないでしょう。私が米国株投資を始める前から何度も目にしており、馴染みがありました。

馴染みがあるばずが、米国株注文初体験時にテッィカーで検索したところ、何も引っかかりませんですた。なぜなら「AAPL」ではなく「APPL」と入力してたから。これ、あるあるですね。

米国株投資を始めた人が最初に遭遇する関門が「APPL」と検索しても何もでてこない問題です。人の認識能力なんてあいまいだというのをまざまざと感じさせられる事例でもあります。

ググったときは気を利かせてAAPLの検索結果をだまって見せている、そういう甘やかされた環境もよくないのでしょう。

ちなみにアップルが上場した当時は「APPL」はアペル・ペトロリアムという会社が使っていた(現在は上場廃止)ので使うことができなかったようです。

なぜAを2回続ける「AAPL」にしたのかは、ティッカーを並べたリストの上に来るからなどの説もあるようですが、真相は闇の中です。

ティッカーの勘違いで別の銘柄を買いがち

上場している会社なんて結構な数があるので似たような名前の会社ももちろんあります。そして、似たような名前の会社なんで一方の会社がつけてそうなティッカーを別の会社が付けていたりします。

そんなときに起こるのがこのあるあるです。

最近の例をあげるとズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)とズーム・テクノロジーズ(ZOOM)です。

新型コロナウイルスの影響でなにもかもリモートとなる中で一躍脚光を浴びたのが、テレビ・Web会議ツールのZoomです。その提供元はズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)なのですが、以前から上場しているズーム・テクノロジーズ(ZOOM)が買われに買われました。

なぜか見ると笑いが込み上げてくる画像を置いておきます。ここまで来ると知っててわざと買っているやからもいそうですが、趣があります。

ZMとZOOM

ズーム・テクノロジーズは、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズより先に上場していたにも関わらず投資家が混乱するからという理由で米国証券取引委員会(SEC)から売買停止にされました。そして、現在のティッカーはZTNOに変更してます。ちょっとかわいそうです。

ここまで大規模ではないにしろティッカー間違いはちょいちょい起こっているようです。ちなみに先ほどの「APPL」と「AAPL」でも同様の間違いが発生していたようで、10年前のYahoo Answersに痕跡が残っています。

ティッカーだけ覚えて社名忘れがち

英語の社名ってなかなか入ってきませんよね。日本人ですからしょうがないですね。ティッカーはそんな覚えにくい社名もぎゅっと短縮してくれます。めちゃくちゃありがたいです。その恩恵を受けまくった結果として起こるのがこのあるあるです。

ティッカーは知ってるんやけども社名を知らん。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなんて覚えるの不可能です。今必死にヤフーファイナンスからコピペしました。

この覚えにくい名前がティッカーではWBAになります。いやぁー覚えやすいですね。バンタム級チャンピオンとか付けたくなりますよね。

語弊を恐れずに言うと投資家に社名なんて覚える必要ありません。覚えるべきはティッカーです。

キャッチーなティッカーの銘柄の株価は上がりがち

最後のティッカーあるあるです。最後ともなると胡散臭さが出てくるのも否めません。

Would a Stock By Any Other Ticker Smell as Sweet?という論文があります。これは、人に想起されやすい、覚えやすい、キャッチーなティッカーを持つ銘柄(以後、キャッチー銘柄)は、マーケットインデックスをアウトパフォームしていたというものです。

簡単に結果を紹介します。

調査期間は1984年初から2004年末です。1984年初を1として2004年末にいくつになっているかを見ると、NASDAQ/NYSEポートフォリオは11.34なのに対し、キャッチー銘柄ポートフォリオは85.84になったという夢のような結果です。

クレバーティッカーパフォーマンス(1984-2006)
クレバーティッカーパフォーマンス(1984-2006)
出典:Would a Stock By Any Other Ticker Smell as Sweet?

2004年末に生存している銘柄からキャッチー銘柄ポートフォリオが組まれているであろう点を筆頭にツッコミの余地がありそうですが、なかなかの結果ですよね。
論文が気になる方はこちらから見れます。

The name game: The importance of resourcefulness, ruses, and recall in stock ticker symbolsという論文では同じような手法で最近のパフォーマンスの比較をしてました。参考までに画像を置いておきます。こちらも好成績です。

クレバーティッカーパフォーマンス(2006-2018)
クレバーティッカーパフォーマンス(1984-2006)
出典:The Economist

どうですか?あるあるとして紹介するには最適なネタですが、投資手法として取り入れる気はまったくおきません。

あとがき

ティッカーあるあるに思わず頷いた方いるんじゃないですか?我ながら珠玉のあるあるをよく集められたと感心してます。

キャッチーなティッカーの株価があがるかは怪しいですが、私自身の経験でティッカーがいいのでその株を買いたくなるという衝動を持つことはあります。これもあるあるかもしれませんね。

最後に一言。こんなくだらない記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございます!
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